AGAINST TASTE 1

AGAINST TASTE展
展示会期2005年02月22日[火]〜[土]
開廊時間12:00-19:00(最終日17時まで)
展示作家 池田真由美/鴨下容子/高橋延彰/中堀慎/中村万緑子
備考 オープニングパーティ 初日 18:00-19:00

本展は、アサビ絵画科および研究科出身者の作品発表を行い、アート・シーンでのアサビの存在を社会にアピールし、同時に、卒業生の制作意欲と制作の持続とをサポートすること目的とした絵画表現科+研究科の在籍生と同窓生を対象にした選抜展です。

[趣 旨]
アートはエンターテインメント性を強めることで一般に広く普及しました。それによって、アートは親しみやすいものになり、人のセンスも洗練されてきたのです。
けれども、アートはかつてもっていた社会への批判力を失いつつあるのではないでしょうか。
アートが本来持っていた社会や自分自身に対する批判的な力をもう一度回復したい。 Against Taste(趣味に抗して)は、誰も口出しできない孤高の領域にあり、アートの価値判断をする基準だとみなされてきた「趣味」をもう一度疑ってみるところから出発する必要がある。
かつて、ロシア革命前後のロシアのアヴァンギャルド・アーティストは「社会の趣味へ平手打ち」をスローガンに、旧套的な社会とアートを転覆しようとしたのです。
大衆芸術化社会ではアヴァンギャルドは存在できないが、価値観が定まらない今の時代には、アヴァンギャルドがもっていた批判的な力をもつことが、アーティストにもそれ以外の人にも求められているのではないだろうか。
そこから、個人的な「趣味」や、他の領域から切り離された価値としての「趣味」に抗い、アートにもう一度批判力を回復させ、それを通してアートのアクティヴィティを甦らせる試みです。

注;モダンアートの「目的なき目的性」「自律性」「趣味判断」
モダンアートは「目的なき目的性」とされている。功利的なすべての目的から自由であることでモダンアートの自律性は保証される。
なにものにも干渉されず、支配されず、自由であるといった自律性がモダンアートの存在理由だった。
そこから、モダンアートの作品は、功利的なすべての目的から自由である個人的な「趣味」にもとづいて価値判断されることが求められていた。

企画:阿佐ヶ谷美術専門学校 研究科+絵画表現科